自分の障害を受け入れには時間が必要

私の体験談

私は生まれつきの脳性麻痺障害者ですが手帳を取得するのが遅かったので自分の障害を受け入れのには葛藤がありました。

障害者とは思いたくなかった。でもどう見ても障害者なのです

子供の頃から健常者と一緒に学校に行き同じ様に勉強などもしてたのであまり障害の事を意識することはありませんでした。

それでも昔は街中などで身障、身障とからかう人間も少なく無くて絡まれたらよく喧嘩をしてました。自分で思ってなくても他人からは見れば障害者なのです。

障害者である事を受け入れ無いといけないのは分かっているけれど

私は高校入試に落ちて夜学と仕事の両立です。でもこれはプロフィールにも書いたと思いますが最初の就職先では障害者手帳が無いのが分かると解雇されました。

今まで健常者と一緒に勉強とかもしてきたのにと思うととても悔しかったです。

自分の力を知るため家出しましたが世の中の深淵を思い知った

16歳の時に親が私の名義で貯金していたお金を持ち逃げして2ヵ月半ほど放浪の旅に出て自分の力で仕事を探そうとあちこちに行きましたが結局はどう見ても自分では思っていなくても障害者である事を痛感する旅になってしまいました。

お金も底をつき一度は任侠の世界に行こうかとも思って事務所の前まで行きましたが家に電話をして迎えに来てもらい長い2ヵ月半は終了しました。家に帰ってもしばらくの間は気まずい時間が過ぎていたのを覚えています。

結局は障害者やなぁと思いこの辺で受け入れる準備を考えていると気持の整理をする事もいいと思いました(家出中に松田優作が亡くなったのは凄くショック}

18歳で障害者手帳を取得して、気持ちの整理がつきました。

18歳になった時に親父の扶養から外れる為に正社員登用で保険に入る必要に迫られてそれを機に障害者手帳を取得する事になりました。最初の手帳の等級4級でした。中途半端な何もお金とかも貰えない等級でした。でもこれで自分は障害者と言う事受け入れる決心が付きました。

4級が今では2級の重度障害者です。今では障害年金を受給すること出来ているので結果的には良かったと思います。やはり親が子供の時に取得して置くのが一番だと痛感しましたがその頃の私の親には障害に対する知識と認識が薄かった様に思われます。

生まれつきの脳性麻痺障害者の私でさえ自分の障害を受け入れるのにかなりの時間が必要でしたので事故や病気で障害者になった人はもっと葛藤があると思います。でもいま考えるとしっかりと受け入れた方が気持ちがスッキリするのであまり悩む事はないのです。

障害者も悪く無いと思える日がそのうち来ます。沢山考え障害者である事に誇りを持って下さい。そうです障害者は恥ずかしくないのです。自信を持って自分は障害者であると世の中に対して宣言しましょう。障害者と言う行き方も決して悪く無いです。

偏見や差別には自信を持って戦う気持ちが大切です。これを読んでくれているあなたには必ずできます!! 障碍者の明るい未来に希望を持って前に進みましょう。

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