男前な城 岡山城

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黒一色で見事に城を引き立てる岡山城の魅力

岡山城は宇喜多秀家が豊臣秀吉の指揮の下で築城した近世城郭の見事な城ですが現在の岡山城は昭和41年に再建され、それに伴い城主の間も復元されています。

この城は平山城で本丸の守りの弱点を補うために旭川の流れを変えて天然の要害として利用しているのも何とも良い作りををしてると感じますね。

再建された城は好きではないが、岡山城はいいですねぇ

私は元々、再建された城は好きでは無いのですが岡山城を初めて観た時、目の前の漆黒の城に圧倒されました。良くぞ再建してくれたと感動しました、

石垣を堪能できる贅沢な城

城を再建しなくても石垣に堀や土塁、城址があるだけでも十分に想像しながら城を堪能できると思うので再建された城はそんなに好きにはなれませんが初めて好きになった城です。

 

岡山城の魅力は石垣ですね。三種類の石垣が混在しているのは見物ですね。その中でも自分は野面積みがやっぱり好きですね。宇喜多秀家が築城した当初はほぼ野面積みです。

朝鮮出兵から帰還後は打ち込みハギの石垣が用いられますが宇喜多秀家が関ヶ原の戦いで敗戦した後に新たに城主になった小早川秀秋の頃には切り込みハギが用いられています。

 

その後に城主になった池田忠継の時代に打ち込みハギの石垣と切り込みハギを上手く使って現在、私たちの目を楽しませてくれる石垣は完成したのです。

江戸時代から唯一現存する忠継時代に作られた月見櫓の石垣は打ち込みハギで積まれた石垣です。月見櫓があるなんてなかなか粋ですなぁ。

 

岡山城の天守は実に変わった形をしています。一層目が不等辺五角形になっています。これは岡山城でしか見られません。もしかしたら安土城を模したのかもしれません。不思議や~。

 

先程も書きましたがこの城は本丸の守りが薄いのです北西にかけては二の丸や西の丸はあるのに北東や東には本丸を守るための防備が郭がありません。

そのためにも旭川を利用するしかなかったのかなぁ。見れば見るほど不思議な思いが湧いて仕方が無いのです。天守も何かしっくりこないけどそれも含めて岡山城の魅力なのかもそれません。

天守は大入母屋造りの基部に、高楼を重ねた望楼型と綺麗な唐破風に黒漆塗りの下見板が城を一段と美しく見せています。この黒漆塗り一色から別名烏城と呼ばれています。

 

天守に連なっている塩倉から城への出入りしていましたが現在は使われていません。では今の出入り口はと言うと昭和に再建された時に天守の下に出入り口を作りました。

現在はこちらが唯一の出入り口です。

一度でいいので塩倉から入って見たかったですね。

岡山城のバリアフリー情報ですが車椅子で本丸まで行くまでには段差もあり結構きついですね。介助人がいれば行けない事も無いですが天守は階段ですので登れません。

隣接する後楽園からお城を眺める事は出来ます。

 

アクセスは岡山駅前から路面電車で東山行きに乗車、城下下車して徒歩10分です。バスは県庁前で下車してこちらも徒歩10分です。

まだまだ見どころの多い岡山城ですのでかなり楽しめると思いますよ。ではありがとうございました。




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